Creatie.ai:AIを搭載した新しいFigma?
FigmaのAI機能が正式にリリースされるのを待つ間に、ネットでFigmaに非常によく似たツール「Creatie.ai」を見つけました。このツールはAI機能を搭載していると謳われています。今回の記事では、このツールの利点と欠点についての分析して、実際に使った人としての感想をシェアします。
メリット
1. 便利なAI機能
作業効率を向上させるAI機能が搭載されており、デザインプロセスがスムーズになります。
2. Figmaに似た操作性
Figmaに非常に近い操作インターフェースで、既存のFigmaユーザーは簡単に使い始めることができます。
ここで私自身の使用例を紹介します。新しい製品のデザインシステムを作成することが多いため、このプラットフォームに搭載されているAIツール「Style Guide」を活用しました。このツールは、わずか2分で基本的なカラー(ライト・ダークモード)、フォント、角丸、線、影(ライト・ダークモード)を自動生成してくれます。これは、初級のUI/UXデザイナーやシンプルな製品プロジェクトにとって非常に大きな助けとなります。
Step1:AIというボタンをクリックして、表示されるメニューからStyle Guideを選択します。
Step2:カラーやテキストなどの項目は、チームメンバーと相談して決めた内容をここに入力します。
Step3 :作成したフレームをJPG形式でエクスポートし、Figmaで使用します。
デメリット
1. 日本語対応が不十分
Creatieのインターフェースやヘルプドキュメントは英語が中心で、対応している日本語フォントも多くはありません。そのため、日本語を母国語とするユーザーにとっては少しハードルが高いと感じるかもしれません。
2. コミュニティが小さい
Figmaと比べてユーザーコミュニティや参考資料が少ないため、学習やトラブル解決に時間がかかる場合があります。
3. 外部ツールの不足
Figmaのような多種多様で豊富なプラグインをサポートするシステムが欠けています。
結論
Creatieは、AI機能での魅力が大きいツールですが、日本語対応やローカライズの面ではFigmaほどの利便性はまだありません。
そのため、普段の業務では慣れ親しんだツール(Figmaなど)を使いながら、CreatieのAI機能をプロジェクトの補助として取り入れるのがおすすめです。
これにより、新しいツールの利便性を体感しつつ、効率的な作業が実現できるでしょう。