Vonage+Laravel で SMS メッセージ送信を実装する

最近、弊社のプロジェクトでSMSメッセージの送信をAWSからVonageに乗り換えました。
今回の記事ではVonage+LaravelでWebサービスにSMSメッセージ送信を実装する流れを紹介します。

Vonageとは

Vonage(以前はNexmoという名前でした)は、通信機能をアプリケーションに統合するためのAPIを提供しているサービスです。
これにより、開発者は簡単にSMS、音声通話、ビデオ通話、チャット、そしてその他のコミュニケーション機能を自分のアプリケーションやサービスに追加することができます。

多くの機能を提供しているVonageですが、今回はSMS送信部分の簡単な実装について紹介します。

Vonageの登録方法

①アカウントの作成

Vonageのウェブサイト(https://ui.idp.vonage.com/ui/auth/registration)にアクセスしてアカウントを作成します。



②APIキーの取得

ログイン後設定画面より「API キー」と「アカウントシークレット」を取得します。

Vonage SDKのインストール

キーの発行が完了したらLaravelでSMS送信機能を実装していきます。
Vonage公式より公開されているSDKをComposerを使ってインストールします。以下のコマンドを実行してください。

composer require vonage/client

SMS送信機能の実装

一番シンプルな形でのLaravelのSMS送信の実装部分は以下のとおりです。
ご覧の通りコードも少なくシンプルに記述することが出来ます。

use Vonage\Client;
use Vonage\Client\Credentials\Basic;
use Vonage\SMS\Message\SMS;

~~~~~~~~~~~~~
//送信部分
$basic = new Basic([API キー], [アカウントシークレット]);
$client = new Client($basic);
$response = $client->sms()->send(
    new SMS("[送信する電話番号]", "Title", $message)
);

まとめ

今回は、VonageとLaravelを使ってSMSメッセージの送信機能の実装を紹介しました。御覧頂いた通りVonageのAPIとLaravelのフレームワークを活用して、簡単にSMS機能をアプリケーションに統合できます。必要に応じて、エラーハンドリングや追加機能の実装も検討してみてください。

弊社ではSMS送信機能などサービスの開発も承っておりますのでお気軽に問い合わせフォームよりご相談ください。