外苑前のイチョウ並木🍁
もう年末になりますが、先日、外苑前のイチョウ並木へ行ってきました。
満開の時期が非常に短く、毎年タイミングを逃しがちなのですが、今年はちょうど見頃のタイミングで訪れることができました。
神宮外苑前のイチョウ並木は、約300メートルにわたって続く一本道の両側にイチョウが立ち並ぶ、都内でも有名な紅葉スポットです。
一歩足を踏み入れると、視界いっぱいに黄金色の世界が広がります。
シーズンのピークということもあり多くの観光客で賑わっていましたが、上を見上げると、すらりと高く伸びたイチョウが連なり、黄金色の背景に包まれた、印象的な写真を撮ることができました。(そして写真以上に現地の風景は綺麗でした!)

街路樹にイチョウが多い理由
外苑前しかり街路樹にイチョウが植えられていることが多いなぁと感じていて、理由が気になってついでに調べてみました。
イチョウは他の木に比べて葉が厚くて水分が多く、また幹も他の木より水分が多いそうです。
そのため、”燃えにくく火に強い”という性質があり、木全体が燃えにくいことで火事に強く、延焼を防ぐ役割として街路樹に多くのイチョウが植えられてきたという歴史があるみたいです。
ちなみに江戸時代には防火用の空地にもイチョウが多く植えられていて、これにより火事が起きた際に火が燃え広がるのを防ぐことができました。
近年では1923年の関東大震災でイチョウによって火事の延焼を防ぐことができたとも言われています。

都会の真ん中で、少しだけゆっくりする時間
神宮外苑は都心にありながら、不思議と時間がゆっくり流れているように感じられます。
普段は仕事や移動で忙しく過ごしている分、ただイチョウを眺めながら歩くだけの時間がとても贅沢に感じました。
特別なことはしなくても、
・季節を感じる
・空を見上げる
・落ち葉を踏む音を楽しむ
それだけで、気持ちが少しリセットされる気がします。