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NFC・ビーコンを利用したサービスの開発

  • 目の前にある、リアルなNFCのデバイスへのタッチが情報の入口になるNFCや、シームレスなレコメンドが可能になるビーコンを絡めた、WEBサービスの開発に力を入れています。

  • NFCとは

    NFCは通信規格の名称で「Near Field Communication」の略です。

    身近な例でいうと 、SuicaやPASMOなどに使われている規格になります。これで何ができるかというと、タッチして小さなデータ(888バイトまで)をやり取りする機能です。現在、Android系のスマートフォンでは既にほとんどの機種で対応されており、iPhoneでは7より対応されています。

  • NFCでできること

    NFCをタッチするだけでwebサイトやアプリの特定のページや機能を呼び出すことが可能になります。

    例えばお店でアプリのダウンロードを促された時に、「QRコードリーダーでこちらのQRコードを読み取って下さい」と言われたり、「アプリストアで〇〇〇〇を検索して下さい」と言われ、もっと簡単にアプリのダウンロードができないものかと感じた経験がある人は多いのではないでしょうか。

    NFCを使うことによりスマートフォンをかざすだけで、ダウンロードページが表示されるので、この煩わしい行為が不要になります。また、アプリのダウンロードから一歩進んでスタンプカードの代替えとして、かざすだけでアプリが立ち上がり、スタンプが押されるといったことまで、簡単にできるようになります。

    他にも、お店側にとっては、商品の陳列棚にNFCを設置しておけば、個々の商品の詳しい説明ページや商品の購入ページにダイレクトに誘導することも簡単にできるようになります。

    スマートフォンをかざすだけで、ダイレクトに誘導できることは、ちょっとしたことかもしれませんが、ユーザーに検索をさせなくて済むようになる、砕けた表現をすると“ググらせなくて済む”ということになります。

  • ビーコン(Beacon)とは

    もともと「Beacon」という単語は、動詞としては、「誘導する」、「信号を送る」、名詞としては、「のろし火」、「灯台」、「航路標識」、「発信機」といった意味をもつ単語です。

    WEB業界でも頻繁に使われる「ビーコン」なる言葉ですが、主に2つの脈絡で使われています。ひとつは、WEBサイトの解析ツールの形式のひとつとしてビーコン型web解析ツールといった用いられ方をします。これはユーザーがサイトにアクセスした際、組み込まれたJavaScriptが起動し、集計するサーバへアクセス情報を送ります。このタイプのWEBアクセス解析ツールとして、代表的なものはGoogleアナリティクスがあげられます。

    もうひとつは、スマートフォンとBluetoothを経由して微弱な電波を発するビーコンデバイスの間で情報をやり取りする10メートル程度までを通信範囲とする近距離無線技術を指したものです。NFCと大きく異なる点は、NFCはタッチする必要があるのに対し、ビーコンは、その必要がない点が挙げられます。具体的な用途としては、Bluetoothをオンにしてビーコンに近づくとビーコンの発する情報をスマホが受信し、クーポンを貰えるといったサービスが可能であるため、オムニチャネル、O2Oなどの領域で大きな注目を集めています。

  • ビーコンの現状

    ビーコンは可能性を模索されてはいるものの、今ひとつ盛り上がりに欠けているというのが現状です。盛り上がりに欠けた状況に陥っている原因としては、ビーコンの恩恵を受けるためのハードルが高すぎる点があげられます。例えば、売り場の近くに来たらクーポンをプッシュといったリアルタイム性の高いマーケティングを実施するには、前提条件として、ユーザーに送り手側のアプリをダウンロードしてもらう必要があり、尚且つ受け手側のBluetoothがオンになっている必要があります。

    もし、これらのハードルをクリアしていたとしても、プッシュ通知を店の中でどのくらい見てもらえるのかという問題がありますし、プッシュ通知がたくさん来すぎると邪魔なアプリと思われてしまう危険性もあります。

    また、個店のアプリを仮にダウンロードしてもらったとしても、ユーザーがその個店に入るときに、わざわざBluetoothをオンにする理由が考えにくいのではないでしょうか。クーポンを送るだけであれば、ビーコンを使わずともアプリでいつでも取れる状態にしておくだけで十分な気がしてしまいます。

    長々と書き綴ってしまいましたが、簡単に言ってしまうと、iBeaconが出た当初、想定されていたような、お店に来た顧客にリアルタイムにクーポンを送るというモデルやスタンプラリーは、個店で導入してみても、現時点では、あまりうまく行かないことが判ったという段階にあると言えます。